Green Potは、コンダクティブ・プラスチック(導電性樹脂)抵抗素子を用いた、当社の接触形ポテンショメータを総称します。コンダクティブ・プラスチック抵抗素子は、精製された炭素系充填剤をプラスチック材の表面の厚膜抵抗として圧縮加熱した一体成形の素子で、しゅう動面は鏡面に近いフラット性を有したものと、炭素皮膜を印刷したものがあります。このしゅう動トラックに、貴金属合金のマルチ接点をコンタクトさせて精密ポテンショメータとしての性能をもたせてあります。これらの製品は本体もしくはラベルを緑色にして、GreenPotの識別としています。
接触抵抗が安定
Green Potには、抵抗素子としゅう動接点の間に定量的な接触抵抗が存在します。このため可変抵抗器として使う用途には不向きですが、ポテンショメータとしてしゅう動接点に微小の電流しか流れない場合はまったく問題ありません。
また、しゅう動接点はマルチ接点を使用し接触の安定性をはかっています。
温度の影響
Green Potの一般特性のうちコンダクティブ・プラスチック素子の抵抗温度特性は、巻線形に比べて大きくなり、±400ppm/Kと±1000ppm/Kの2種類があります。したがって可変抵抗器として使用する場合は、この影響が直接出ますが、ポテンショメータとして使用する場合にはほとんど影響はありません。
中間タップの影響
Green Potも巻線形と同じように中間タップを設けることができますが、巻線形のように任意の位置に簡単に引き出しリードを溶接することはできません。コンダクティブ・プラスチック素子は、抵抗部、ターミナル、タップが一体成形のため中間タップ1個を設ける場合でも専用の治具と型を用意して全工程を別途に経由させなければなりません。また、中間タップの引き出しターミナルは、角度的にある幅を持っていますが、接点のしゅう動位置をずらしたり、タップの形状を変えることによりこの幅は電気的にほとんどゼロにすることもできます。この場合には引き出し抵抗が大きくなるという特性があります。